Skip to main content

Explore our Archived Learning Platform

Filters

Edentulous

1355-CBCT.png

Treatment guides

CBCT

CBCTに関する注意事項

  • 線源でコリメートされたX線が扇型に照射され、検出器に到達します。これがコーンビームです。
  • ピクセル(picture+element)は2次元画像の最小要素であり、ボクセルは3次元画像の最小要素です。
  • 大FOVは、両顎とその関係を視覚化します。
  • 小FOVは、骨梁および皮質骨の詳細な画像を提供します。
  • グレースケール値は組織によって異なり、その信頼性はスパイラルCTほど高くはありません。
  • CBCTは、切歯管、舌側の骨陥没および皮質骨の欠損といったパノラマ/口内法X線撮影では確認できない臨床的に重要な構造を検出することができます。

Image removed.

  • 切歯管の近心部をと...

Edentulous

1350-panoramic.png

Treatment guides

パノラマX線撮影

パノラマX線撮影

パノラマ写真を撮影する際は、適切な方法に従い、患者の頭蓋をX線ジェネレータとフィルムとの間に注意深くポジショニングすることがきわめて重要です。フィルムと放射線源がスライディングパスに沿って回転するものが多く、放射線照射時間は5~20秒の範囲内です。デジタルX線撮影では、より多くの選択肢があり、より大きな露光ラティチュードが得られます。しかし、パノラマ写真では下顎骨の高さが過小評価され、水平方向の測定値も信頼できません。また、臼歯部では実測値との差がより大きくなります。

パノラマ写真には有効な要素が多数あり、広く用いられています...

Edentulous

1340-imaging-tools.png

Treatment guides

画像ツールの概要

主な画像ツール

いずれの形態または放射線にも、必ず何らかの危険性はあります。適切な種類の撮影法を模索し、不要な撮影を行わないようにするため、先に患者の病歴聴取と診査を行います。

主に使用されている画像ツールは次の4種類です。詳細については別のセクションで述べます。

  • 口内法X線撮影
  • パノラマX線撮影
  • スパイラルCT
  • コーンビームCT(CBCT

 

放射線量 μSv (マイクロシーベルト):

口内法X線撮影

1

パノラマX線撮影 4-30

4-30

側面頭部X線規格写真(セファログラム)

7-10

スパイラルCT 上顎 100-3300

100-3300

スパイラルCT 下顎

400-1200

ス...

Edentulous

1330-salivary-output.png

Treatment guides

唾液分泌量

多機能液剤としての唾液

生理的唾液分泌量は1日当たり0.75~1.5リットルであり、主に顎下腺から分泌されます。唾液は潤滑剤であり、口腔内の防御や治癒といったさまざまな機能があります。唾液は抗菌特性のある低分子量ムチンやタンパク質、炎症状態を調節するシスタチン、強力な抗真菌剤であるヒスタチンからなる透明なペリクルとして即座に粘膜に付着します。また、唾液は微生物の増殖を阻害するラクトフェリン、組織の治癒を助ける上皮成長因子、消化を助けるアミラーゼといった成分も含有します。まさに、唾液は多機能の液剤です。

Image removed.

唾液分泌低下

唾液分泌低下とは唾液分泌量が減少した状態であり...

Edentulous

1320-microbiology.png

Treatment guides

微生物学

口腔細菌叢

中咽頭では、舌背および扁桃陰窩を除き、上皮の剥離によって細菌の蓄積が抑制されています。歯を喪失すると、Aggregatibacter actinomycetemcomitansおよびPorphyromonas gingivalisを除き、歯周病原性細菌の量は劇的に減少します。歯肉縁下ポケットがない状態では、歯周病原性細菌は舌背および扁桃陰窩等の中咽頭部で生存しています。

細菌検査に関する注意事項

歯周炎の既往のある患者において唾液中の細菌量または組成がインプラント治療の予後に影響を及ぼすことを裏付ける説得力あるエビデンスはなく、このため...

Edentulous

3834-placement.png

Treatment guides

装着

プロビジョナル固定式補綴物の装着

プロビジョナル補綴物の装着は、インプラントまたはインプラントアバットメントに変換義歯(患者の既存の補綴物または新しい変換義歯のいずれか)を装着することにより行います。プロビジョナル補綴物は、各インプラントに装着したテンポラリーシリンダーを使用して装着することができます。シリンダーは金属製またはプラスチック製です。プラスチック製のシリンダーは歯と同じ色をしているため、審美ゾーンに向いていますが、耐久性は金属製のシリンダーの方が優れています。

テンポラリーシリンダーに補綴物を正しく取り付けるために、変換補綴物を調整し、くりぬきます...

Edentulous

3832-Framework-trial-placement.png

Treatment guides

フレームワークの試適

フレームワークの評価

この診療では、適合の精度、口腔清掃のためのアクセスが容易となる適切なカントゥアーならびに前装材を装着するために必要な剛性/強度と十分な空間の構造的形態のバランスに関して、補綴物のフレームワークを評価します。

適合の精度

機能荷重および習慣性運動時にパッシブフィットと最適なクロスアーチのストレス分布を確保するためには、フレームワークがインプラントまたはアバットメントに対してきわめて良好な適合を示す必要があります。アバットメントを使用する場合は、アバットメントに対するフレームワークの適合を直接目視で確認することもできます...

Edentulous

3830-Trial-placement.png

Treatment guides

試適

試適 – 機能的および審美的評価

試適は、無歯顎患者の治療を成功させるために重要なステップの1つです。試適は歯科医と患者が技工サイドで製作された義歯を実際に見ることのできる最初の機会であり、受容、修正または変更のいずれかを決定します。プロビジョナルワックスアップの咬合、機能および審美性に関して相互に満足の行くことを確認してから、フレームワークの作製や補綴物の加工といった新たなステップに進むようにします。

この人工歯配列は上下の無歯顎に対する歯の空間的位置を具体的に確認するためのオリエンテーション・インデックスとなり...

Edentulous

3820-Maxillo-mandibular-relations.png

Treatment guides

顎間関係

左右的および前後的顎間関係の再構成

完全無歯顎患者の治療目標の1つは、適切な顔面高を構成する左右的および前後的顎間関係の再構成です。義歯の咬合接触状況は、これに従って定義されます。初期の診断・計画段階では補綴学的パラメータを用いて旧義歯を評価し、最終補綴物に反映される人工歯配列を作製しています。この製作物は、最終固定式補綴物に移される情報源です。対合歯列が可撤式補綴物で修復されている場合は、平衡咬合が推奨されます。

咬合床による方法

最終模型上で作製された基礎床とロウ堤による方法は、依然として、無歯顎患者の顎間関係を決定し...

Edentulous

3816-parallel-vs-non-parallel-implants-.png

Treatment guides

印象採得 – 平行 vs 非平行インプラント

平行インプラント

インプラントが相互に平行であるかどうかを評価することが重要です。インプラントが相互に十分に平行である場合は(図1)、クローズ トレー印象法を使用することができます。インプラントが相互に平行に植立されているため、重合した印象を著しい抵抗を生じさせずに口腔内から取り外すことができます。印象用コーピングを 連結 するかどうかは、歯科医の個人的な好みの問題です。

Image removed.

非平行インプラント

臼歯部の傾斜埋入 インプラントと前歯部の垂直埋入インプラントを併用することによりインプラントの使用本数を減じたオールオン4 のような無歯顎治療では優れた長期予後が報告されてお...

Edentulous

3814-Open-versus-closed-tray.png

Treatment guides

クローズvs オープントレー法

オープントレー法

固定式全部床義歯の製作において、最終印象を採得するためのオープントレー法は2つの選択肢(もう1つはクローズドトレー印象法)のうちの1つです。

オープントレー法は、とりわけインプラントが十分に平行に植立しておらず、複数の印象用コーピングが取り付けられている場合、適切に印象を撤去できない場合に適用されます。

テンポラリー/印象コーピングは、流動性のあるコンポジットレジン、印象用石膏またはアクリルレジンを用いて連結することができます(図1)。 コーピングを連結 すると、最終印象および模型の精度が上がり、確認用ジグの製作も容易になります。

印象トレーにアド...

Edentulous

3812-splinted-vs-unsplinted-impression-copings.png

Treatment guides

印象用コーピングの連結 vs 非連結

連結材の選択および精度に関する検討事項

印象を採得した基準模型との比較により連結印象法と非連結印象法を比較したin vitro試験では、総じて連結印象法の方が正確な作業模型を作製できることが示されました。また、常温重合レジン、印象用石膏および金属といった種々の材料による連結法を評価した試験では、この3方法ともすべて作業模型の精度を改善できるという総合所見が報告されています。ただし常温重合レジンを使用する場合は、最終重合ができるだけ小量ですむようにレジンの連結部位を分割し、少量のレジンの塗布を繰り返すことにより、重合収縮を最小限にとどめる必要があります。

治療結果

...

Edentulous

3810-impression.png

Treatment guides

印象採得 – 概要

目的

印象採得の目的は、粘膜に適合する補綴物またはインプラントにパッシブフィットする補綴物の製作に必要な組織の形態を正確に捕捉することです。

粘膜の形態を正確に再現した最終模型は、次のような補綴物を製作することができる利点があります。

  • 審美ゾーンの補綴物と粘膜の間に空隙や陰影が見えないため、審美的満足度が高い

  • 最適に機能し、発音も正確にできる。

  • 患者が簡単に清掃でき、組織の健康に必要な口腔衛生を確保できる。

インプラントの位置(高さ、角度、向き、隣接する軟組織の形態)を正確に再現した最終模型は、優れたパッシブフィットのフレームワークを製作することができます...

Edentulous

3801_2110-removable-denture.png

Treatment guides

固定式インプラント補綴物の臨床プロトコル

デザインの基準

固定式インプラント補綴物は完全に固定され、インプラントにより支持されています。固定式インプラント補綴物の表現には、固定式全部床義歯、術者可撤式固定式補綴物、ハイブリッド補綴物またはオールオン4補綴物など、さまざまな用語が用いられています。

このタイプの補綴物に十分な生体力学的支持を付与するためには、概ね4~6本のインプラントが必要です。固定式全部床義歯の維持および支持に使用する インプラントの本数の最終的な判断は、各症例に特異的な生体力学的要因に基づいて行います。具体的には、修復対象の歯列、歯列弓の形態、骨量および骨質、対合歯列の状態(有歯顎vs...

Edentulous

3636-Implant-Overdenture-post-placement.png

Treatment guides

インプラントオーバーデンチャー装着後

装着後の来院 – 注意事項

装着後の来院では、 装着時に注意深く評価した項目を再び検討し、必要な調整を行います。オーバーデンチャーの床の適合、辺縁、咬合、審美性、機能、快適さおよび総合的な患者の満足度 をチェックする必要があります。また、軟組織の治癒を評価し、腫脹が残っていないか確認します。弾性裏装材を設置した場合は、軟組織の治癒や収縮により義歯床の適合が低下し、裏装材の交換が必要になります。ほとんどの弾性裏装材は、機械的特性上、2~4週間毎の交換を必要とします。長期使用において吸収の進行と形態の変化により義歯床の適合が低下した場合は...